MT4のEAのバックテストをおこなう際、スプレッドは選択して固定するか現在値を選択するかになりますが、正しいバックテスト結果を得るにはスプレッドを固定することが重要です。現在値を選択していると、MT4のその時点でのスプレッドが適用されますが、バックテスト毎に異なる結果となってしまいます。多くのFX業者ではその時の相場の流動性によりスプレッドが変化する変動制を採用しており、MT4でEAのバックテストをする時に例えば普段はスプレッドが1pipsなのに5pipsに広がった時にバックテストを開始してしまうと全期間のスプレッドが5pipsとして計算され、実際にあるべき結果とかなり差が出てしまいます。平均的なスプレッドあるいはスリッページも考慮したスプレッドに固定してバックテストをおこなうことで比較的安定した結果を得ることができます。なお、MT4でスプレッドを選択する画面では、スプレッドの数値は0.1pips単位となり、つまりスプレッドを10にすると1pip、スプレッドを20にすると2pipsとなります。pipsは買値と売値の差を表すスプレッドの単位として用いられており、1pipがいくらを表しているのかは通貨ペアによって異なります。